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ちゃんと起きました略して沖田← [土銀]


 

 

 

電話が鳴った。


「もしもし万事屋ー」

 

 

「万事屋っつったら、何でもやってくれんだよな?」

「あーはい、出来る事ならー」

 

「じゃあ、今から言う所に来てくれ。但し、お前ひとりで」

「お安い御用で」





 

 

 

 

 

 

 

「仕事ですか?」

「あー」

「おお!!久々万事屋出動アル!!!」


「いや、俺ひとりで行く」
「えー!!何でヨー!?」

「真夜中だから」





「真夜中?」
「ん、お前ら出歩いちゃいけねーんだよ。に、しても……………」



 

 

依頼主の声、どっかで聞いたことある気がするんだが。

「誰だったっけな…………」







 

 

 

 


「うお、でけー宿」


聞き間違いじゃねーよなあ?

「あのォ、霧の間?をとってる坂田ですけど」


「お待ちしておりました坂田様」

どうやら嘘じゃねーらしい。


 

 

 

 

「こちらになります」

静かに襖を開ける。



「広ッ!!」

思わず貧乏くさい言葉を吐いた。


「では、ごゆっくりどうぞ」







にこやかに襖が閉じられた。






「よォ」

左手から声がした。

「て、てめーは…………!!!」


「久しぶりじゃねーか」

 

「だ、誰だっけ?」



「は?」

「待て待て待て、今まじで思い出す、もうここまで出てる。

大…………お、大場?」

 

「大串って言いてーのかお前は?」

「そう!!そうだ大串!!」


「そうじゃねェェェ!!!」



「え、違うの。じゃあ大場?」

「じゃあって何だ、お前は大場に何があるの!?」


 

「それにしても、幕府のお偉いさんが俺に何の用で?」

この高そうな部屋も、税金で払われていると思うと感動も一気に冷める。

 

だいたい、俺はこいつが気に入らねえ。




「すぐ解るさ。俺の名前も、もう忘れねえだろ」




「何言ってやがる」





「ここに、寝ろ」


「寝?」
「ああ」

「何でてめーの指図うけなきゃなんねーんだよ」


「出来ることなら何でもやるんだろ?お安い御用だろうが」

「だからってお前に…………」

無造作に土方が何かを放った。




銀時の前にガサリ、と重い音がする。

「てめーにくれてやる」




「封筒に入るくらいのチョコなら足りてるぜ、50枚は積まねーとなァ?」

 


封のしていない封筒を逆さに持ちあげる。



バサバサと落ちたのは、

「万札!?」


しかも多重陰分身してやがる。




「残念だったな、チョコじゃなくて」

土方が笑う。


「まあチョコは100枚は買えるがな」




「………………」

100枚どころじゃねーだろ、一枚百円の板チョコが1000枚…………
いや、もっと買える。



「か、金で俺は釣られねえ」

「変に強情になるなよ。ここに横になるだけでその金をやるっつってんだぜ?
赤の他人に近い、名前もロクに憶えてねー輩の言い分で」



「……………明日、家賃払うためだ」






決してこいつの命令に従っている訳じゃねえ。





おとなしく横になった銀時に満足そうに笑った。
ちくしょう、男の俺から見ても良い顔してやがる。


「そこに、横になってりゃいい。
それさえしてれば、何をしてもいい。ただし、……………」





土方が上に乗った。
何か、布のようなものであっという間に口を抑えられる。



「俺も、好きにさせてもらう。」






両の手は既に手錠がはめられている。



オイ、これってもしかして……………

 

 

 


襲われてる?




て、てめっ。
それは声にならなかった。

「ん、ふぐっ!!」


「泣いても騒いでもいい、出来るならな。
誰が来て、お前の格好を見られてもいいなら」




服が瞬く間にぬがされる。


周到すぎる手で、有無を言わさぬ乱行。





俺の貞操は、一瞬にして奪われた。









「ぅ………んんんんんッ!!!」
「いいぜッ、イけよ!!」










…………俺、主人公だよな。少年漫画の。


脇役、しかも年下にヤられて。

「ちィと激しすぎたか…………すまねーな、大丈夫か?」



心配されてやがる。


「大丈夫じゃねーよ」



心も体もボロボロだコノヤロー。









それでも、

手錠を外してくれたときのその跡をなぞられた感触が、


口を塞いでいた布を解いてくれたあとの頬への優しい口付けが、



やけに気持ち良くて、忘れられなかった。









1ヶ月後、同じように電話があった。
俺は行った。


その月の家賃だ。





その1週間後、電話があった。




これは、来月の家賃…………。



その5日後、奴の巡回中に出くわして、


「今夜、……────」




と小さく言われた。



その夜も行った。






これは、えーと今月の食費。
神楽が暴食だからな。




こうやって急激に間隔は短くなって、仕事時間が長くなった。
最初は3時間だったのが、今では日が高く昇ってもヤり続けている。

そんなに暇じゃねーんじゃないのか、お前の仕事は。



土方の払う額も値を上げていく。こいつの財布はどうなっているんだ、本当。





仕事だから、金が必要だから。



そういう理由で、俺はここに来ているのか?







イく寸前、叫びかけた。


───……土方、好きだ。



それが声になる前にイッてしまったから、こいつは知らないし、俺も驚いた。






「1時間後に、起こしてくれ」

隣で寝入った男の顔をちらりと見る。





多分、これから仕事なんだろうな。
忙しい中合間をぬうなんて、


「余程うえてんのか」

でも、お前みたいな奴なら、いくらでも女がいるだろ?


「何で俺なんだろ……────」




「決まってるだろ」

目は閉じているのに、口だけ動いた。



「な、何だよ、起きてんだったら言え!!」
「起きてる」

「今言うな!!」



「お前が、好きだからだよ」


「それは………────」

体の相性が良いから?




「バカ」

くすりと笑った。




「恋人みてーに、だっての」





土方が目を開ける。
そのまま起き上がった。




「そろそろ出る。今日は6時まで取ってあるからお前はそれまでならここに居て
も構わねえ。
今日の金は置いてお…………
「待って」




土方が振り返る。


「金は…………要らない」




土方は少し無言でいた。
銀時の言葉の意味を考えているようだった。


「仕事に代金を払うのは当たり前だろうが」





ずっと、言いたかったんだ。

最初の、あのときから。





怖かったんだよ。

増えていく額が。






どう使っていいのか分からなくて、
本当に使っていいのか分からなくて、

子供たちの前で、平然と使えなくなって、
触ることさえ出来なくなって。





それに、


「もう、お前を……………ただの依頼人には見れねーんだよ…………………!!!」






何なんだろうね、本当。



最初は全然好きじゃなくて、



むしろ嫌いで。




なのに、今はお前からの電話を待ち詫びている。







土方は、黙ったままだった。

煙草に火を点けるのも忘れて、開けた口から落とした。



「……………本当に、いいのか」








「うん」



「………ったく、そういうことを言うからお前は…………!!!
銀時!!」



「何?」



すたすたと歩み寄って、しゃがんだ。
目線が合う。



「俺と付き合え」







初めて、口にキスされた。








「ん」


小さく頷いて、目を閉じた。








この後土方さんは遅刻します(笑)←
またまた深夜の布団の上からお送りしますが(UPは明日になる)、久々の早起き(朝7時)が出来るかが不安で不安で仕方ない(早く寝ろ)


タグ:小説 土銀
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