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偶然ってすごいですねー [銀土]


 

 

 

 

「俺、土方と付き合ってんだよね?」

土方は茶を吹いた。

 

 


 

嬉しい連鎖。



 

「ったりめーだろ………」
いきなり何を言い出すんだ、てめー。

土方が驚いたようにこっちを向いた。

 

 

 

そうだ、俺らは付き合っている。


土方の好き嫌いは分かるし、
性格も分かるし、


こいつ今焦って煙草つけ始めるぜ、絶対。



「っち………中々つかねーな、このライター」

ホラね。


キスもしてるし、
あんな事こんな事してるし、


つか、今さっきしてたんだけども。

 

 

 

と、まぁ恋人なんて軽く越えた位の所に居るんじゃないかと思える程の関係だが。



「何か不満あるのか?」

 

 


……………俺たちさァ、








手、繋いだ事なくね?

そりゃこいつ幕臣のお偉いさんだし?
人の目とかめちゃくちゃ気にしそうだし?



けど、他のカップルがさも普通の事みてーに繋いでんだぜ?




 

 

俺だって、やってみてーよ。





でも無理にはさせたくねェ。
ほんと複雑だ。

 



「何もねーよ、今で充分」
「本当か」



「ああ」

お前がそこまで想ってくれてんのわかったから、充分だ。




 

空が白み始めてきた。


朝だ。


 

「そろそろ行くか」


「うん」


 



こんな早朝だが、俺らみたいに夜を過ごすためのホテル並ぶ往来にはそれなりに人が居る。


「送ってやる」

土方が手を出した。




「おう、ありがと」

俺は手を重ねた。




 

 


…………………………。





 

 

……………………え?




「お前ッ、土方…………?」


手を、と言いかけ止まった。
土方の横顔が赤いのは決して陽のせいではない事位、俺も気付ける。



「俺たちは、付き合ってる」



小さい声もはっきり聞こえた。

「…………うん!!」










土方と、手をつないだ。

やばい、めっちゃ嬉しい。
笑いが止まらねー。
万事屋で一人、震えた。






「やばいアル、銀ちゃん朝っぱらからオカシイヨ」
「何か良い事あったんでしょ」

「そっか!!」

神楽はにっこり笑った。


「銀ちゃん嬉しいなら私も嬉しいアル!!」




まだまだ、朝は始まったばかり。

 


タグ:小説 銀土
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